ハイドロテクト
それは、人と地球を想うタイル。
もっと快適に暮らせる空間を。
自然の力を上手に利用しながらくらしの環境を清潔に保ち、自然の環境をきれいにしていく。
人と地球の明日を美しく彩るタイル。それが「ハイドロテクト」です。
What's hydrotect ?
ハイドロテクトは、光触媒を応用した環境をきれいにするTOTO株式会社の環境浄化技術です。
その歴史は1993年、TOTO株式会社が東京大学藤嶋研究室との協調により、抗菌作用を持つ光触媒酸化皮膜を抗菌金属とともにタイル表面に焼成・固定化することに、世界で初めて成功するところから始まりました。以来さまざまな改良を進め、大気中のNOx・SOxを分解する環境保全効果、雨で汚れを落としてくらしの環境にまで貢献するセルフクリーニング効果、抗菌・抗ウイルス効果など、次代を担う環境技術として次々と進化させてきました。
「光触媒作用」をさらに進化させた ハイドロテクトタイル
- ハイドロテクト層を緻密に焼き付けているので、通常タイルと変わらない耐久性を実現。
- 酸化チタンは消費されないので、効果はしっかり持続。
- 内装用タイルには、抗菌金属、蓄水性物質を配合し、抗菌、親水性の働きをサポート。光の量が少なくても効果を発揮します。
光触媒作用のメカニズム
植物の光合成と同じような仕組みで、光がハイドロテクトの光触媒(酸化チタン)層に当たると「分解力」と「親水性」が発生。それらは「空気浄化」や「セルフクリーニング」など、環境に役立つさまざまな効果を生み出します。
酸化チタンに光が当たると「電子(e-)」や「正孔(h+)」が発生。空気中の「水や酸素(H2O、O2)」と反応して、さまざまな有機物や菌を分解する「活性酸素(O2-、・OH)」を、表面に発生させます。酸化チタンに光が当たると「チタン(Ti)」と空気中の「水(H2O)」が反応。表面に、水と非常に馴染みが良い「親水基(-OH)」の膜ができます。
親水性とは?
水を弾くことを「撥水性」といいますが、それとは逆に、水となじみがよくなることを「親水性」といいます。ハイドロテクトタイルは親水性を高め、表面に水膜を発生させることで汚れを防いでいます。親水性の度合いは「タイル表面の水の角度=接触角」で表すことができます。※タイル表面と、水の高さの頂点を結んだ角度の2倍のものを指します。
受注生産品にて加工をいたします。数量・価格・納期につきましては、お近くの事業所にお問合わせください。
内装壁用
・マルアーク/HD-RF-40(標準品)
・クラルテ/HD-CLA-100(標準品)
外装壁用
・エステア(標準品)
・キプリア(標準品)
・ギャザリア
・グラディス
・ジャルテ
・スタンダードパステル
・ティアモル
・ドリス
・ノイクレイ
・パスチャー
・パスチャーA
・パスチャーQハイドロテクト(標準品)
・パスチャーY
・バルクレア
・マトリックスイノベーション
・ラルグス
・リエルバ
・リネット
浴室床用
・ウエットエリア(標準品)
内外装床用
・リンナ(標準品)
掲載以外のタイルおよび特注対応も可能です。ただし、対応サイズ・加工条件・仕上げ条件等に注意事項があるため、事前に営業までご相談ください。
加工に適したタイル
施釉タイル(ハイドロテクト加工に適さないタイル以外)
淡色タイル(白色等)
加工に適さないタイル
加飾タイル(金属釉、転写、上絵付、ラスタータイル)
磨きタイル
高光沢タイル
光沢がほとんどないタイル(外装)
濃色タイル(黒色、濃灰、濃茶など)
吸水性が高いタイル(外装:素焼き・無釉タイル)
熱衝撃に弱いタイル(割肌、ガラス製タイル)